きょう9日午前3時に沖縄の南で発生した台風5号。沖縄地方は昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて荒天に警戒を!
台風5号最新情報
台風5号は9日午前9時現在、沖縄の南にあって、1時間におよそ35キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は998hPa、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心から南東側460キロ以内と北西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
先月は1951年の統計開始以来初めて、台風発生のない7月でした。ただ、一転してこの8月はまだ上旬で、すでに3つ目の発生。去年までの過去10年間で8月の台風発生は平均で5つなので、ハイペースで発生しています。
沖縄地方 夜のはじめ頃にかけて警戒を!
台風5号は今後、発達しながら北上し、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて沖縄地方に接近する見込みです。その後台風は東シナ海を北上し次第に進路を東寄りにシフトし、11日未明に日本海で温帯低気圧に変わるとみられます。台風の接近に伴って沖縄地方では大気の状態が不安定になり、カミナリを伴った非常に激しい雨が降り大雨となる恐れがあります。あす午前6時までに予想される24時間雨量は多い所で沖縄地方150ミリです。また、風も吹き荒れ、海上ではしける見込みです。9日に予想される最大瞬間風速は沖縄地方で30メートル、波の高さは5メートルです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、暴風や高波に注意・警戒が必要です。
日本気象協会 本社 樋口 康弘
Source : 国内 – Yahoo!ニュース